BLOG2025.08.05
こんにちは!
リガールホームの濵田です。
今日は、リフォームの話ではなく
今、毎日使っているエアコンに関する耳寄りな情報をお届けします。
家電量販店に行くと、たくさんのエアコンが並んでいて、「どれを選べばいいの?」と迷った経験はありませんか?
「とにかく冷房能力が高いものにしよう」
「お掃除機能は便利そうだから必要かな」
「一番高いものが一番いいんでしょ?」
このように、なんとなくのイメージで選んでしまうと、実は損をしているかもしれません。
この記事では、エアコンを選ぶときに知っておきたい、大切なポイントを解説します。
エアコンの「畳数」にだまされないで!
エアコンのカタログには、「6畳用」「8畳用」といった畳数が書かれていますね。これは、「1964年頃の家の断熱性能」 を基準に作られた目安なんです。
1964年頃の家は、今と比べて窓の断熱性能が低く、隙間風も多かったため、部屋の温度を保つのが大変でした。
そのため、エアコンも大きなパワーが必要でした。
しかし、今の家は窓の性能も上がり、気密性も高いので、当時の家よりも少ないパワーで十分に部屋を快適に保つことができます。
つまり、現在の家に住んでいる場合、カタログに書かれている畳数よりも小さめのエアコンでも十分なことが多いんです。
家電量販店では、お客さんの家の性能を一つ一つ調べることはできません。そのため、昔ながらの畳数を基準に説明するしかありません。エアコンを選ぶ際は、あなたの家の性能も考えてみましょう。
高いエアコンは本当にお得?
「高性能なエアコンは、高いけど電気代が安くなるから、長い目で見るとお得だ」と聞いたことはありませんか?
これは、半分正解で半分間違いです。
例えば、高性能な20万円のエアコンと、シンプルな5万円のエアコンで比較してみましょう。
高性能エアコン(20万円)→年間電気代:約16,000円
シンプルエアコン(5万円)→年間電気代:約19,000円
この場合、年間で3,000円の電気代の差が出ます。
10年間使ったとして、電気代の差は3万円。しかし、最初に購入するときにかかる費用の差は15万円です。
電気代で元を取ろうと思ったら、かなりの年数がかかってしまいます。
お掃除機能や加湿機能など、便利な機能がたくさんついているのは魅力的ですが、本当に必要な機能なのかを考えてみましょう。
2027年問題ってなに?
2027年には、エアコンの新しい省エネ基準がスタートします。
この基準は、今よりもずっと厳しくなるため、現在の性能のエアコンは製造・販売ができなくなる可能性があります。
これは、国が「もっと省エネで地球に優しいエアコンを作ってね!」とメーカーに求めているからです。
だからといって「急いで今のうちに買っておかなくちゃ!」と焦る必要はありません。
この新しい基準は、消費者がより良い性能のエアコンを手に入れるためのものです。
まとめ:賢いエアコン選びの3つのポイント
「畳数」に惑わされない!
自分の家の断熱性能を確認してみよう。
古い家なのか、新しい家なのかで、必要なエアコンのパワーは変わってきます。
「本当に必要な機能か」を考えてみる!
便利な機能もたくさんありますが、その分本体価格は高くなります。
「あれば便利」なのか、「絶対必要」なのかをしっかり見極めましょう。
「家の性能」をもう一度確認!
最近の家には、空気清浄機能や花粉をカットする機能が備わっていることもあります。
エアコンに同じ機能がついていても、実は必要ないかもしれません。
エアコンは一度買ったら長く使うものです。なんとなく選ぶのではなく、あなたの家にぴったりの一台を選んで、快適な毎日を過ごしましょう。